中古車店の秘密
損保会社の営業として担当していた中古車ディーラーの話です。
そのディーラーには神とあがめられる課長がいました。
その人は創業者でもないし、すごく車を売った人でもありません。
なぜ神とあがめられたのか?
それは神業を持っていたからに他なりません。
そう、その神はメーター戻しの神でした。
神はメーターを持って〇〇部屋(〇〇にはその人の名前が入る)にこもります。
出てきた神の手には、走行距離が何万キロも減ったメーターが。
全く傷跡も残しません。まるでブラックジャックのようです。
走行距離が少なければ販売価格も高くなります。
こうしてその中古車ディーラーは大きくなったそうです。
ちなみにその隣にある輸入車中古車ディーラーも業界では有名でした。
ここもブラックジャック並みのスーパーテクを持っていました。
そう、車の合体をやっていたのです。
ニコイチというやつです。
事故車を二つくっつけて新しい車の完成。
カッコ良さを求めて安い輸入車に乗りたい人は飛びつくんでしょうね。
でもまさかこんな裏技がかくされているとは夢にも思わなかったでしょう。
輸入中古車を買うときって難しいですよね。
登録年月日も日本で登録された時になります。
海外で何年前に製造されたのかなんて全く分かりませんからね。
ウンチク話になってきたのでこのへんで。
皆さん、どう思われますか?