世にも不思議な損保の世界

現役損保社員として20数年、業界に対して思うこと、保険やお金に関する話を面白おかしくつづります。

何でも売ります、オーホッホッホッホッ

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ディーラー営業時代はいろんなものを売りました。

 

と言っても自分が売ることで儲けるわけじゃありません。

ディーラーが売るものを代わりに社内で自分が売るのです。

 

自動車販売店って本当にいろんなものを売っています。

彼らもお客様の本業に協力することもあるようでそれはすべて損保に回ってきます。

 

代表的なところで私はスーツ販売、宝石販売、グルメ販売をやりました。

 

スーツ販売は半期ごと、ボーナス時期ごとに実施されました。

相手もボーナスを狙っています。

会議室を借りて社員を呼び込み、スーツを作ってもらいます。

損保ごとに販売件数を競わされていました。

 

決して安くないスーツだったので新人の自分には負担が大きかったです。

でも結構な人数の方がスーツを作ってくれました。

でも7~8万するスーツ代の支払いで何十万というお金を立替えました。

今だと2~3万円でスーツ買えると思いますけどね。

ディーラーは集金までやってくれませんので個人的にはきつかったです。

 

宝石販売も会社の会議室借りて展示販売会を実施しました。

ディーラーはバックマージンもらっていたか、彼らの本業客先だったのでしょう。

どこだか分からないメーカーの宝石なんて誰が買うんだろう、と思っていました。

でも独身の女性社員とか結構買ってくれて有難かったです。

 

グルメ販売は年会費5万円くらい払うと、毎月全国のグルメ品が送られてきました。

カニや、イクラ、肉、それだけ聞くと別に悪くないですよね。

ところが私は独身寮に住んで調理器具もなかったので食材が来ても料理ができません。

結局そのまま周囲の女性社員にあげてしまいました。

 

ディーラーから頻繁に車も買っていました。

その他本業協力もしていたので当時の生活はいつも赤字ギリギリでした。

独身だったから何とかやっていけたんだと思います。

 

皆さん、どう思われますか?