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世にも不思議な損保の世界

現役損保社員として20数年、業界に対して思うこと、保険やお金に関する話を面白おかしくつづります。

時限爆弾のような契約

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ある年度末のこと。

恒例のように開催される積立保険の目標達成に向けた打ち合わせでのこと。

 

進行役の先輩社員が「例の大口積立保険の失効は年度内にはまだ入らないよな」と。

聞かれた女子社員は答えました。「年度内は大丈夫です」と。

 

いったい何のことだ?

会議の後でその先輩社員に聞いてみました。

 

「ああ、さっきの話ね。ウチの課から転勤で出て行った奴が、飲み屋の女性から取った積立保険の支払いが止まっている。このままだといずれ契約が失効になって、大きなマイナスが入る。年度末に入ったら大変なことなんでね」

 

そうです、年度末に大きなマイナスが入ると目標達成に大きな影響が出るのです。

でもその飲み屋の女性もやめてしまったらしく、音信不通のようです。

 

でもこの話、何年にも渡って続いていた話でした。

年度末近くになると何故か一定額の支払いがされたため失効にはなりませんでした。

どうにも本人が支払っている様子はありません。

払えるなら毎月払いますし、保険会社の年度末なんて関係ないですし。

 

契約を取ったその担当者が払っている「のだろう」という話でした。

自分が残した契約で迷惑を掛けるわけにはいきませんから。

毎年年度末に自腹を切って失効を逃れていたのでしょう。

 

まさに時限爆弾のような契約でした。

その後その契約がどうなったかは分かりません。

 

皆さん、どう思われますか?